病院決定から入院まで_その④自己血
開腹手術を行なった場合、かなりの出血が出るそうです。
以前は輸血や子宮全摘出を余儀無くされる場合もあったらしいのですが、現在は出血を抑制できる方法が確立されているので、献血で取られる程度(200CC〜400CCぐらい)の出血しかないよという説明がありました。
でも、何が起こるかわからないのが手術というものだそうで。
開腹してみたものの、画像では見えなかった小さい筋腫が複数存在していたり、筋腫核が骨盤の深いところにできていて、摘出に時間がかかったり、癒着がすごくて摘出がなかなかに困難、なんて場合があるらしいのです。
開いてみないとわからないらしく、術前に多量の出血が予測される場合は、「自己血」といって自分の血液を採取して保存してきましょうという提案がなされるそうです。私の場合、多発だし大きいものから小さいまであったので、オススメされましたね。
他人の血液を使う(同種血輸血というそうですが)より合併症などのリスクが少ない、C型肝炎なんてものがないとは限らないので、準備しておきましょうということらしいです。
なお、自己血を取っている場合でも出血が多い場合は、輸血を行いますからね!という説明と同意書にもサインさせられます。
何より患者の生命保全が最優先しますよということらしいです。
輸血については、日本赤十字さんを参考にしてください。
http://jrc.or.jp/transfusion/howto/
自己血をストックしておく(体験談)
自己血は、ゆっくりじっくり取られました。
1時間ぐらいかけたかな?
ちなみに私、血管が見えない人なんですよ。
なんでも血管が細い&人より奥に血管があるらしく看護師さん泣かせなんですね。
だから自己血とるよと言われた時、主治医の先生に痛いの嫌ですって泣き言を伝えたところ、「えーうちは、ベテランばっかりいるから大丈夫だよ」といって先生に腕見せたんですけど、「あーこれは大変だ」って苦笑いされて、針刺すときは、僕がやるからねと宣言してたんですけど、その時にあると主治医現れず、
その時担当になった看護師さんが新人さんだったらしく、腕を見てあたふたw
先生呼ぼうと連絡するが連絡とれず。。。
2名ぐらいスタートから、腕を見ては、「無理!」「これは・・・」と
どんどん人が出てきて5名ぐらいが見ては「No!」とw
おいっっwベテランばっかりじゃなかったのかいw
半目になりながら事の成り行きを観察。
看護師さんがみんなで、「うわーどうしよう」とあたふたしてみたところで、主治医とは一向に連絡が取れず、体感で10分ぐらい過ぎた頃、ベテランの看護師が現れて、「あいつ(主治医)逃げたな」とボソッと怒りながら、針さしてくれました。
ベテランさんは一発でしたよ。痛みもなく完璧。
そんなこんなで、400ccかな?
自己血を取って手術に臨むことになりました。
後日談として、終わった後、のほほーんと「終わった?」と
ニコニコしながら先生登場してて笑えました。