何センチで手術?

開腹手術で子宮筋腫を切除しました。その時の体験が次の誰かの役に立つように手術に到るまでの過程、費用、出来事をつづります。

表現豊か!「月経」のいろんな呼び方

f:id:okuyuko:20191219001912j:plain

調べてて、思ったことあるのですけど、

「月経」なのか、「生理」なのか。。。

ずっと月経=生理だと思ってたんです!
 
でも厳密には違うのですね。
医学用語は「月経」なのですよ。知ってました?
私なんとなく感じましたけど、書いていて認識しました。
 
うまく説明できるかわかりませんが、こういうことじゃないかと。。。
 
本来正常な体の機能を「生理」と言うらしいです。生理現象の「生理」ですねw
「月経」は昔から「月経」と日本では使われていた模様。
それが医学用語としても用いられていた経緯があるみたいです。
 
ちなみに「月経」「生理」には俗称がたくさんあって、月のもの、月やく、月のめぐり、月のさわりと言い換えます。他にも隠語めいているもので言うと、「アレ」「めぐり」「女の子の日」「女盛りの日」「アノ日」なんて言葉も使いますよね。
 

じゃあ、なぜ「生理」と言う言葉が広がったのか?

 
これは、戦後のGHQが関係しているそうです。
昭和22年に労働基準法の改正され、そこではじめて「生理休暇」という制度ができました。生理で辛い時は休んでいいよっていう有給休暇制度ですね。
「生理休暇」は、GHQのおかげで制度として日本に誕生したそうです。
 
この生理休暇ができるまで、生理ということばは、「月経」を想起させることばではありませんでした。
 
じゃあ、なぜ、月経=生理と思うようになったのか?
なんでこんなことになったのかは言及されていないようなのですが、
 
法文の中に「生理日の就業が著しく困難なる者は・・・」という一文があります。ここで「生理日」ということばが突如現れたのです。それまで生理という言葉は、月経に対しては普通使われていなかったのですが、当時は終戦直後の混乱期、アメリカ軍のGHQが「OK」と言えば、それで法律が通ったような時代だったそうで、推測するにきっと翻訳が間違ったのではないでしょうか。(いや、間違ってはないのだけど・・・)
 
生理を英訳するとphysiologyなんです。これ、生理現象の「生理」なんですよ。
ここで齟齬があったのではないでしょうか。
女性特有の生理現象について就業が困難な場合は休んでいいよって言う文章をそのまま訳すると生理になったのではないかなーと。
 
そこから生理休暇という休みを普及させようと、「月経」について認識を改めようとした結果、「生理」というワードが普及していったのではないかと言われております。思われます。

そう言うわけで、月経=生理という認知が誕生し定着したということらしいです。
 
ことばの面白い成り立ちでした。
 

ちなみに、世界ではどう呼ばれているか?

 日本だけではなく、世界中で月経は忌むべきもの、恥ずかしいこととして認識されていました。なので、俗称とか隠語がたくさんあります。いくつか面白いのから、??なものまで色々と紹介。
 
優しい感じもの、自然の摂理みたいな感じで伝えるもの
綺麗に表現されています。
  • 母なる自然 or 母なる自然の恵み(主に英語圏で使用されている模様)
  • 私の花(アイルランド)
  • ムーンタイム
    (オーストラリア、カナダ、インドネシア、日本、マレーシア、アメリカ)
 
可愛らしく表現
初潮を迎えた女の子に受けそうw
  • ストロベリー・デイズ or ストロベリー・シーズン
    (オーストリア、ドイツ、ハンガリー、ラトビア、ノルウェー、スイス)
  • リンゴンベリーの週
    (フィンランド、スウェーデン)
迎えに来たような、偶然感を装う感じで表現
呼ばれたよ。来たぞ。この時期が!みたいな素晴らしいとは思いますが、落ちてきたシリーズは不運だったね的な感じなのですかね??
  • お友達が来たよ
    (ごめんなさい。調べ忘れました。。。)
  • ペンキ屋がきた!
    (オーストラリア、カナダ、デンマーク、アイルランド、ニュージーランド、イギリス)
  • 黄身が下に落ちた
    (オランダ)
  • トマトが落ちてきた
    (スペイン)
     
色で匂わせる編
完全に匂わせて、空気読めよってことなんですかね?フェラーリはすごいなと思いました。
  • 赤の海
    (オーストラリア、カナダ、ベルギー、ドイツ、イタリア、オランダ、フィリピン、ポルトガル、イギリス、アメリカ)
  • 赤い家にすむ
    (リトアニア)
  • フェラーリに乗る
    (ドイツ、イタリア、オランダ)

なぜその名前なのか?擬人化編
なぜ、名前をつけたのか?どこから来たのか?よくわからないっw
フローおばさんは、flow=流れるから来てるらしいですけど、トム、アンドレに関してはなぜ、その名前になったのか知りたいw
  • フローおばさん
    (オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、台湾、イギリス、アメリカ)
  • トムが来た
    (オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、イギリス、アメリカ)
  • 月1でやってくるアンドレ
    (アルゼンチン、ボリビア、チリ、コロンビア、エクアドル、エルサルバドル、グアテマラ、メキシコ、パナマ、パラグアイ、ペルー、ベネズエラ)
     
そんな卑屈にならんでもwネガティブ編!
いやいやいや・・・
  • 呪い
    (イギリス、アメリカ)
  • アンタッチャブル(触れてはいけないということらしい) 
    インド、ネパール
  • 私は汚れいている
    (フィジー、インド、パキスタン、チュニジア)
 いかがだったでしょうか?みんないろんな表現考えますね。
個人的にはトムとかフローおばさんがいるとか、そっちが好きですが、これもなんか女子高生とか考えて新しいのがありそうですけどね。私はコピーライト能力、大喜利スキルがないので無理ですが、誰か新しい呼び方を広めて欲しいなと思いました。