手術後、翌日
翌日は、朝から水分を取ることが許されました。
(看護師さん立会いのもとでしたけど)
食事も2日間絶食しているので、少しずつ固形物になります。
朝は3分粥、お昼は5分粥、夜に全粥です。
麻酔のチューブは朝から外されましたが、点滴はそのまま。
その日の夕方に取られました。
歩けますか?と聞かれましたが、熱も高いし、痛い。
何より、お腹を切るということは、筋肉をきるのですよ。
そう、腹筋がなくなるので痛いんです。ちょっと動くのも。
ここまで生きてこのかた、腹筋の有り難みなんて感じことなかったですけど
この時はないことの辛さを知ることになります。
腹筋がないと辛いです。起きるのも、ちょっと物を取るのもお腹に力入れてたのね。
知らんかったわ。何するにも痛くて、痛くて。
できれば、歩いてくださいねと言われましたが。
無理無理無理無理無理!
動こうとするとお腹の傷口が痛いのなんの。
でも、歩かないと尿管外せませんし、お腹張りますよ。
ガスが出ないとね。辛いよーとは言われましても。。。
何をするにも筋肉がいるよ!
でも、その筋肉が分断されてるのよ。できるか!!と
発熱した頭でぼーっと過ごす。
お昼ぐらいに看護師さんがきて、体を拭いてくれます。
少しさっぱりしてまたぼうっとテレビを見て過ごす。
こういうこともあるかと本やらゲームやらパソコンやら準備してきたものの
あれを持つにも、動かすにも筋肉を動かさないといけないし、
それを取りに動かないといけない。
見舞の人や看護師さんにお願いすれば、いいのでしょうけど。
それを持ち続けることすら、億劫で放棄。
テレビ様様です。
あの頃は、ワイドショーぐらいの雑多な情報がありがたかった。